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[06/07/02]

Portable CD Playerのメンテナンス

今日のネタは、最近ベッドで本を読みながら聴いている
CDプレーヤーのメンテナンスのお話です。

うちのポータブルCDプレーヤーは(以下PCDP)
以前から何度も書いた通り、今から11年ほど前に発売された
PanasonicのSL-S490と言うプレーヤーでして





親からタダで貰って、メンテナンスのついでに
中身のコンデンサを全てオーディオ用、または
工業用の良い物に交換し、
ピックアップレンズも交換して使っていたのですが、
PanasonicのポータブルDVDプレーヤー(PDVDP)を
購入したせいで、入れ替わって役目を果たしたので

今はベッドに自作ヘッドフォンアンプの
ポータコルダコピー+SONYのイヤーフォン、
MDR-E888と一緒に置いて使っています。

寝る前のひとときにはぴったりですね。
聴きながら…このまま寝てしまう事もしばしば。
イヤーフォンですから、壊れる事も少ないですし、
E888は6、7千円しますが、壊れても
購入したのが12年近く前なので、元は取れています(笑)


と言う訳で、そろそろメンテをしないといけないなーと
思いつつ、ほったらかしにしていたので、バラしたついでに
写真も撮ってみました。

以前うちのCrossOverで載せた時は
古いデジカメの写真だったのですが
画質があまり良くなく、分かりづらい箇所も
多々あったので、今回は鮮明に
写せるように色々工夫をしてみました。





コンデンサてんこもりの図。青いコンデンサは
全てサンヨーのOSコンです。

他にもブラックゲート、それからエルナ、あとニチコンのMUSE、
KMG(日本ケミコンこと、通称ニッケミ)の低ESRコン、
それから東信工業(TK)のコンデンサも使っています。





上から見た図。コンデンサを増やしまくったので、
リード線を延ばし、隙間に入れるように色々工夫しています(笑)





電源部及び、DAC部。
黄色い十字のマークが見えるのはピックアップレンズの
レーザー出力を調整する半固定抵抗ですね。

これをイジると読みこめないCD等も
読み込めるようになります。白いジャックは、
光出力専用ジャックです。今はライン出力と
共通の物が多いですが、この頃は全て独立して
作られているんですね。結構お金がかかった作りですな。
右奥がDC電源入力。その隣りがライン出力です。





こっちがイヤーフォン出力。
そのすぐそばに、出力カップリングコンがついています。

本来、カップリングコンに、OSコンはタブーなんですが、
メーカー製のプレーヤーは
流石にDC盛れが起きる事は無いのか、
テスターで測っても皆無でした。

この改造をしたのが、今から2年半近く前ですから、
今なら取っ払ってショートさせてしまった方が、
音質的には良いんでしょうね。

音質は、OSコンは高域が特長的で、
全体的に高域寄りに音がシフトします。
解像度、音の分解能は非常に素晴らしいですが
好みが分かれる所ですね。

ちなみにリード線が伸びているコンデンサは
電源部から引っ張って来ている奴で、
他のコンデンサに当たってショートしないように
絶縁の代わりにトライガードを巻いています。
電磁波防止とか、そういうのじゃないです(笑)





CDプレーヤーの心臓である、水晶発振子です。写真上に見える、
細長い奴ですね。『D33.8G5』と、数字が書いてあります。
このCDプレーヤーは33.8688MHzかな?

ここを三田電波製の、高精度水晶発振器
(だいたい4,000円くらい)などに交換すると、
音質は激変するんですが、さすがにそこまでは
やりませんでした。

やれない事は無いでしょうけれど、スペースの問題、
電源の増強をしないと厳しそうです。
音は良さそうではあるんですが。





CDのピックアップレンズの裏面です。
この時代のものはアルミダイキャストボディで、
非常に頑強な作りになっています。

最近のPCDPは、PC等のピックアップを流用した、
ヤワな作りになっていますが
この頃のは、贅沢に作られているのが分かりますね。

ちなみにモーターの電源ライン、それからピックアップから
出ている信号のラインケーブルは
全てトライガードを巻いています。

これが効果抜群で、コンデンサの交換はちょっと…と思う方には
非常にオススメ。と言うのも、
CDを再生中にスキップしたりすると、
きゅいーん♪というモーターノイズが載ったりする原因は
だいたいモーターの線がノイズを、撒き散らしていたりするんですが
ここをガードしてやる事で、効果が。
これはオカルトじゃないですよw

ですが、欠点があって、ひじょーにめんどくさいw
ただでさえ、狭い場所に、ピンセットを使って
腕に包帯を巻くようにクルクルやる訳ですから、
かなり根気と体力が要ります(笑)

モーターの下に貼ってある、丸い白い物体は
レゾナンスチップ。これはオカルトです(笑)認めますw
制振効果があるので、一番振動を発する、モーターなら
効果があるだろうと貼ってみました。

効果は・・・?





電池ホルダーの部分。ここに配線を通して、コンデンサを増強しています。
伸ばすと意味無いんじゃないの?と思われますが、
省電力のPCDPには、少しの増強でも意味があります。
熱を少々発するので、レイアウトに注意してやりました。


ニチコンのMUSE(緑色のコンデンサ)と、
KMGの低ESRのコンデンサは電源ラインで、
この基板の裏にリード線で延長している
コンデンサが繋がっています。





こちらがPCDPの裏面。
先ほど書いた通り、
リード線で延長している
コンデンサが繋がっているのが分かりますね。
この時、+と-の線は撚るのが良いでしょう。
おまじないみたいなもんですが、ノイズを出さないためにも
良いはず。





リード線を繋いでいる部分を拡大。根元には
えーと、これは…なんだっけw
タンタルコンデンサです。
数値を見ると、68V0.33uFでしょうか?
読み取れないです_| ̄|○

たぶんですね、ノイズを吸収するのにつけたんじゃないかな・・・?
なにせ3年近く前の事だと、記憶が薄いですw





こっちでみるとちょっとだけ分かりやすいですね。
それにしても汚い配線だなぁ。orz





PCDP内蔵のヘッドフォンアンプ部。
オペアンプはSOP(Small Outline Packageですね)型の
PhilipsのTDA1308と言う、
省電力のオペアンプが使われています。

上に写っているのは、大きさ比較のために、つまようじを
載せています。小さいのがよく分かりますでしょうか?
この小さいオペアンプの中に、トランジスタや
抵抗が入っているのですから、凄い技術ですね。

ちなみに毛羽立っているのは、アルコールで洗浄した際、
めんぼうの毛がくっついちゃったからです^^;


話を戻して、このフィリップスのオペアンプは、
最小±1.5V、最大±4.5Vから動作する
まさにポータブル向けのオペアンプで、
このPCDPでは、電池駆動の際は2.4V、ACアダプタ使用時は3.99V
で駆動しているのをテスターで確認。

なにせ11年も前の、普及型の廉価製品ですから、
今なら最新のオペアンプに交換した方が
音質的にも一番良いでしょう。

アナログデバイセズのAD8397ARなんかが
かなり良さそうです。
あれも最小±1.5Vから駆動しますから、
そのまま交換できそうですし。

もしくは少々動作電圧が高くなってしまいますが、
バーブラウンのOPA2134UA(2.5Vから)、
入手しやすい、AD823AR(こちらは最低動作が1.5Vから)
なども良いかもしれませんね。


と言う感じで、駆け足気味で紹介しちゃいましたが、
肝心のメンテナンスはと言うと、まず、ピックアップを
無水エタノールにひたしためんぼうで軽く拭いて、
ケースの隙間に溜まったホコリをブロワーで落とし、
ピックアップギアを同じく無水エタノールで洗浄。

その後、ミシンオイルを貼付。
これで2、3動かすと非常にスムーズに
ギアが動くようになります。KURE CRC556(クレ556)を
塗っても良いんですが、
あれは渇くと効果が薄れるし、匂いがアレなのでw
塗っていません。あっちの方が効果がありそうですね。


文章だけ読むと、何やら難しそうに見えますが、
実際はそんな事は無く、小・中学生レベルの工作ですので
誰でも気軽に出来ると思います。

Chu-MOYヘッドフォンアンプの製作の際にも書きましたが
ほんのちょっと、新しい世界に踏み出す勇気さえあればw

(…全然関係無いですが、
昔、新宿2丁目でゲイのお姉さんに、こんな事を言われた覚えがw
一度こっちの世界に踏み出してみれば(ry 
_ト ̄|○ )


…誰でも出来るので、押入れに眠った、PCDPがありましたら
バラして清掃してみるのも悪く無いと思います。

iPod等のデジタルオーディオプレーヤーが
大流行している昨今、確かに新しい製品も悪くは無いですが、
長年大事に使って来た、製品の良さを再発見するのも

『温故知新』ではないですが、新しい知識を得るきっかけとなるはずです。

新たな驚きや、新発見、再発見って言うのは、
案外自分の身近な所に、あるものなのかもしれませんね。


冷めた恋人や夫婦の関係も(ry



おお。我ながら上手いこと綺麗にまとまったので
この辺で終わりたいと思いますw

ここまで読んで下さってありがとうございます!

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