「逆王手」という言葉を間違って使い続ける無知な新聞社
ある程度将棋を知ってる人なら
「またその話題か」と言ってしまうほどの既出なネタですが、懲りずに書きます。
現在、日本シリーズ第6戦で西武が勝ち3勝3敗になったことで、
各一般紙・スポーツ紙のWEBがこぞって
「西武逆王手」という見出しを使っています。
これは大リーグのリーグ優勝決定戦でも同様で、両リーグとも
2勝3敗だったチームが第6戦に勝った時
「レッドソックス逆王手」「カージナルス逆王手」という見出しを使っていました。
これは“逆王手”という言葉の間違った用法です!今回の日本シリーズを例にとると、
西武は3勝したので「西武も王手」という見出しならまだいいんです。
しかし「逆王手」という言葉は、自分の王様への王手を遮った上で
相手の王様に「王手」をかけることをいいます。
西武は3勝しましたが、中日も3勝のままなのでこれは「逆王手」とはいいません。
これがテニスやバレーのように勝利手前で同点だと2ポイント連取が必要な競技で
負けていたほうが追いついて逆に1ポイント(アドバンテージ)取った時は
ピッタリ当てはまります。
将棋用語に関しては
この辺を見ていただくとして、
とにかく、双方がどちらもあと一つで負けて(終わって)しまう状態を
「逆王手」とは呼びません。
偶然この記事を読んでくださった方は、ぜひこんな間違った用語の使い方を
しないよう、切にお願いいたします。
そして願わくば、そういう新聞やWEBの記事を見かけたら
「この“逆王手”って見出し、間違ってるんだっけ」と
思い出していただけたら幸いです。
日本将棋連盟もいい加減抗議しろっちゅうねん。
Posted by 水鵬◆EmmaB4JB0o