「逆王手」という言葉を間違って使い続ける無知なマスコミ
1年前に
同様の記事を書いているのですが、相変わらずなので再び。
去年のを読んでいただけた方は読み飛ばし推奨。
毎年、プロ野球のプレーオフや日本シリーズ、
大リーグの地区シリーズやワールドシリーズが始まると
決まってこの言葉の間違った使い方がされています。
ヤンキースが逆転勝利! 逆王手で最終戦に(スポーツナビ)ヤ軍逆転勝利で逆王手!松井は無安打(日刊)これらは“逆王手”という言葉の間違った用法です!5戦勝負で先に2勝、7戦勝負で先に3勝したチームに「王手!」と見出しをつけるのは正解。
しかし、もう一方のチームが追いついて同じ勝ち数になり、両方があと1つで優勝という状態に
「逆王手!」という言葉は使い方が間違っています。
将棋において「逆王手」という言葉は、自分の王様への王手を遮った上で
相手の王様に「王手」をかけることをいいます。
つまり、「逆王手」をかけた方は安全でないと用語の使い方としておかしいのです。
双方がどちらもあと一つで負けて(終わって)しまう状態を
「逆王手」とは呼びません。
(
この辺の「ぎゃくおうて」の項も参考に)
これがテニスやバレーのように勝利手前で同点だと2ポイント連取が必要な競技で
負けていたほうが追いついて逆に1ポイント(アドバンテージ)取った時は
「逆王手」という用語がピッタリ当てはまります。
今年もこれからワールドシリーズや日本シリーズが始まり、
2勝3敗から追いついて3勝3敗にしたチームに対し
「逆王手!」
という見出しが躍ってしまいそうですが、その時にはぜひ
「この“逆王手”って見出し、間違ってるんだっけ」と
思い出していただけたら幸いです。
年に1回、ネタに困らないという点では助かるんですけどね(苦笑)。
Posted by 水鵬