ぱふ3月号:荒川弘インタビュー「牛舎増築した途端に牛を売るハメに(笑)」
現在ガンガン本誌では北部編に突入している「鋼の錬金術師」。
その作者:荒川弘インタビューがぱふ3月号に計6ページ掲載されています。
ぱふ 2007年 03月号 [雑誌]
大判の雑誌なんで結構読み応えがあるんですが、
その中からいくつかピックアップ。
<死生観について>
――「鋼の錬金術師」はキャラクターそれぞれの死生観や「人間」の定義の違いが
とても大きな意味を持って描かれていますが、
ご自身のお考えに近いキャラクターはいますか?
荒川 ん〜どうだろう…。いろいろな自分の死生観が
いろいろなキャラクターのパーツになっている気がします。
私は漫画家になる前に実家で酪農をやっていたので、
動物の生き死にやクローン問題を嫌というほど間近で見てきてるんですよ。
酪農は生き死にを俯瞰的に見なければならないところがある一方、
本音を言えばやっぱり殺したくはない。もちろん家畜と人間は違いますけど。
それと、以前のインタビューでも話したかと思いますが、
幼馴染が目の前で亡くなったというのが大きいです。
人間って簡単に死んでしまうんだなとか、なんで助けられないんだろうとか、
理想と現実でそれこそいろいろな感情が入り混じるので、
はっきりどのキャラとかぶってるとか、「自分はこうです」というのはありませんね。
状況によっても違うでしょうし。
ただエドはもうちょっとそういったものに線引きをして、うまく生きればいいのになと思います。
私自身はすごく生き意地が汚くて、自分優先でなんとしてでも生き残ってやる!と思うので(笑)。
#私はインタビューあまり読んだことないんで幼馴染の件は初めて知りました。
<ハガレンは現在どの辺?>
――ホムンクルスの父とホーエンハイムの関係がわかるのはまだ少し先になりますか?
荒川 いつぐらいでしょう。といっても、大きなエピソードはあと2つ3つなので、
どのタイミングで出すのが一番いいかを考えているところです。
――だいぶ物語は終盤に差し掛かってきているのですね。
荒川全体を10としたら7〜8くらいには。
#現在15巻が最新刊なので、最終的に21〜22巻くらい?
<親孝行>
――2002年から毎年ご協力いただいておりますベストテン号のアンケートですが、
これまでご回答いただいた先生の「野望」(実家の牛舎の新築、車の購入、富士登山)
のなかで果たしたものはありますか?
荒川 牛舎は新築ではないのですが、増築はしました。でも増築した途端に
乳牛の生産調整入って、牛を売るハメになりました(笑)。
――切ない!(笑)
荒川 ちょっとこの広い牛舎に牛が半分しか入ってないってどういうこと!?っていう(笑)。
やっと親孝行したと思ったら「牛を減らしてください」と…。
いまごろは冬なので寒々しいですよ。端っこなんて凍ってますもん。
牛が入っていれば暖かい牛舎なのに。親孝行が仇になってしまった。
#現在「ウンポコ」という雑誌で“農家エッセイまんが”連載中の荒川先生ですが、
確かにこりゃネタには事欠きませんね。
あと、今回の特集でこれまでの全作品が紹介されていて、
デビュー作「STRAY DOG」の一部を初めて読んだんですが、
絵的にはもうその頃から高い完成度だったんだなあと。
いや、このデビュー作は、とある漫画家さんの他作品と
ちょっとした関係があり、前から興味があったので。
→
「時間ですよ」宇夢和実(「たかひろ的研究館」)
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ウンポコ vol.8 (8)
Posted by すいほう