あるいは00年代の備忘録。米沢嘉博「売れるマンガ、記憶に残るマンガ」
去年10月に急逝されたコミケ前代表・米沢嘉博氏が
生前コミックフラッパー誌にて連載していたコラムをまとめた本が発売に。
売れるマンガ、記憶に残るマンガ米沢 嘉博
メディアファクトリーの紹介記事仕事帰りに購入し、ザッと流し読みした感想としては、タイトルにもしましたが
「00年代の備忘録」。
その年々のコミケの情勢やトピックはもちろんのこと、
マンガを取り巻くいろいろな事象や事件を
米沢氏の目を通して淡々と記録するよ、といったところ。
裏表紙にある
*あのマンガはなぜ面白い?
*人気連載作品の結末
*メガヒットはこうして生まれる
*作品人気と雑誌人気
*同人で人気が出るマンガ
etc...
といった各項目ごとの編集ではなく、普通に年代順にコラムを並べているだけなので
(初期のものに関しては間に挿入されるものもあり)
あまり特定のトピックスを期待して読むのはオススメしません。
普通に前から読み進み、その中で期待していたトピックや作品名が出てきたら
ヨシということで。
以下、いくつかピックアップ。
*ほったゆみ(「ヒカルの碁」原作)の旦那さんが
名古屋の同人誌即売会の主催者ということで米沢氏とつながりが。
80年代前半に終了したイベントということで私は全く分からない話ですが。
*同人誌作品から商業作品に化けた作品として
「エマ」(森薫)、「GUNSLINGER GIRL」(相田裕)、「空の境界」(奈須きのこ)
など、と挙げていますが、「エマ」のところはちゃんと
「シャーリー」と書くか、もしくは作家単体で名前を挙げてもらいたかったところ。
*「嗚呼どす恋ジゴロ」(平松伸二)についても触れているのが
ブラックエンジェルズファンとしてはちょっと嬉しかったり。
Posted by 水鵬