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1 [創作文芸] お前ら「美少女」を描写してください 05/01/05 01:59
05/01/05 (神谷) Comment
創作文芸板より「お前ら「美少女」を描写してください」

辞書にさえ載っていないのに使われている「美少女」という言葉。
その字面だけでなんとなく雰囲気は分かりますが、
その認識は人によって違うもの。
このスレは、そんな美少女を描写してみようというスレです。

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1 :名無し物書き@推敲中? :04/02/15 00:37
さすがに「彼女はすごい美少女だ」ではまずいのであり。


16 :名無し物書き@推敲中? :04/02/15 06:20
耳を澄ますと小川のせせらぎが聞こえてきそうな、そんな少女。
だから僕は気づかなかった。転校してきてから2週間、彼女がまだ一言も口をきいていないことに。


18 :名無し物書き@推敲中? :04/02/15 07:18
最後は本人の視点から。。

私は、よく溶ける。
自分の部屋で、お風呂場で、お買い物に出たとき、例えば赤信号を待っている最中に。
頭のてっぺんからとろとろと溶けてしずくになって指やひじを伝って滴り落ちる。
溶けた後、時々猫の形に固まったり、風に吹かれて収拾付かなくなったりもする。
でも、一番調子がいいときは、私は溶けて色になる。実体も質量も何もない色になる。


27 :名無し物書き@推敲中? :04/03/12 06:35
青く澄んだ瞳。彼女の丸い顔で、ひときわ大きく目立っているのは、まさにそれだった。長い睫毛のもと、陽光を受け凜として輝いている。
額と耳を覆う金色の髪、細く通った鼻梁、薄桃色の唇、抜けるように白い肌。そのどれもが、主役たる双眸の引き立て役に甘んじていた。


52 :名無し物書き@推敲中? :04/06/11 23:59
誰しも大脳に妄想の美少女を飼いならしているものだが、
今私の目の前にいる少女は、たぶんどの妄想の少女にも
打ち勝つ事のできない、美少女であろう。
目、輪郭、鼻、唇、乳房、くびれ、太腿。
あらゆる部分がどの妄想美少女より優れている。
私の今までの生涯数十年で培ってきた想像力すべてを行使
したとて、これに勝る少女はできないだろう。


59 :ジョン :04/07/23 22:38
こんなにも近くで見ているのに、肌は曇りなく白く、上を向いた長いまつげも、それに縁取られた潤んだような大きな瞳も、
すうっととおった鼻筋も、ちょっと先の尖った耳も、彼女の横顔は、どのパーツもまるで作り物のように完璧で、驚くほど繊細な線で描かれていた。
少しおおげさな言い方をすれば、奇跡を見ている気分だった。


101 :名無し物書き@推敲中? :04/08/15 08:54
彼女の肌の、天然のチーズみたいな色合いがはじめて見た時
僕は嫌いだったが、こうして暗がりの中で、真っ直ぐ黒い
冬の間の滝のようなその前髪を通してみると、
なるほど大理石の質感の中に不明瞭な灰色の瞳が
浮かんでいる光景はどうして、生命の美を求めようとする
創造の力の神秘に、浮かび上がった彼女のカラクリ仕掛けの
美しさと相俟って、僕を感動させずにはおられなかった。


132 :名無し物書き@推敲中? :04/08/23 04:13
 「フィギアスケートと柔道の両方で金メダルを取る」少女の決意を聞いた瞬間、日本中が爆笑
した。柔道初心者の少女が重量級でのオリンピック金メダルにこだわっていたからだ。少女の充
実した下半身はフィギアの世界では非凡なものだったが、重量級で戦える体格とはとても思えなかった。
 しかし、少女の決意は本物だった。少女はわずか一年で体重を三倍近くまで増やしたのだ。し
かも、少女の可憐さはこの程度の体重増加ではまったく損なわれなかった。少女に与えられる芸
術点(美貌と表現力に対する加点)は世界でもトップクラスだったし、マスコミは常に『美少女』
と紹介し続けた。


170 :名無し物書き@推敲中? :04/08/27 18:42
黒髪が垂れて半分隠された横顔しか見えなかったけど、
鼻頭のやわらかい輪郭が際立っていて、思わず正面に回りこみたがったが、さすがに憚られる。
彼女は黙々と本を読み続け、ペラリと紙をめくる指先の繊細さに嘆じた。
白いTシャツに透けてみえる、肩の突っ張ったラインに一々魅せられ、
でもあまり長いことみつめるのも奇妙なので、チラチラと時折目をやり、
相手が気づいていないことを確かめながら、図書館の静寂を嗜むのであった。


172 :名無し物書き@推敲中? :04/09/07 10:47
雨露に濡れたベンチをハンドタオルでそっと拭い、腰をおろした。
見上げれば空に雲。
木々は風に揺れて、陽光は木の葉を透かす。
公園の中、そこかしこから子供たちのはしゃぐ声が聞こえていた。
真新しい白いベンチが目に眩しい。
風が運ぶ雨上がりの草の匂いは部屋仕事に慣れきった鼻にはきつかったけれど、
たまにはこんなのもいいんじゃないかと思う。
背もたれによりかかりぐっと伸びをする。
「いい天気」
口にすると、いつの間にか私の横に腰掛けていた少女がふっと微笑んだ。
その横顔に見とれるような純真さなど、この年になっては持ち合わせようもなかったが、
彼女の額に浮いた蒸し暑さから浮かぶ汗は、奇妙に健康的な魅力を感じさせる。
ふと視線を下に落とせば、老いさらばえ枯れ木のように節くれだった自らの指先に苦笑する。
そんな私をどう思ったのかは知らないが、少女は私が腰を上げるまで隣に座ってくれていた。
遠くから、トンビの鳴き声が聞こえる。


188 :名無し物書き@推敲中? :04/10/01 23:20:41
大木の下にその少女は立っていた。
肩まである金色の髪が陽の光に照らされ輝いている。その光だけが理由ではないが、私は思わず目を閉じた。
頭の中で、その少女の容姿をもう一度描いた。
深緑色の瞳は何者にも屈しない強さを秘めているが、その奥には寂しげな光がある。
唇は、細い筆で限りなく白に近いピンクをなぞったようだった。
スラリとしたその身体は、たくましさの中に女性らしさも秘めている。その身体のラインを強調するようなウエスト
のしまった水色のワンピースがよく似合っている。
そっと目を開けて、少女を盗み見た。少女は時折空を見上げて、何かを探しているようだった。


192 :名無し物書き@推敲中? :04/10/31 02:15:51
振り向くと彼女がいた
胸まである、少し長い髪がじっとりと濡れていて、その細い肩に張り付いている。
肌は透きとおるように白く、水を浴びて艶やかだ。
ある夏の、強い日の光の色を、水滴が受け止め、映し出し、彼女は輝いていた。
向こうのほうから誰かの騒ぐ声が聞こえてきていた。
彼女は、首を斜め上に傾け、なにかを見上げている。静かである。すべらかで、思わず触れたくなる肌。
まなざしはやわらかで、瞳が宝石のようだ。
私は察して、蛇口をひねった。シャワーは勢いを無くし、消える。
鈴の音のように美しい、しかしハッキリと意思的な明るい声で
彼女は「ありがとう」と言った。
学校のプールでの事であった。


200 :名無し物書き@推敲中? :04/11/27 01:19:10
そこは古代遺跡の廃墟のようだった。
蒼い月の光が、さめざめと、朽ち果てた大理石を照らしている。

これは、夢なのだろうか。
私は、ふらふらとおぼつかない足取りで、崩れやすい石の上を歩いていた。
何度もつまづきながら、私はただ一点に向かっていた。

……大理石の柱に寄りかかって立っている、すらりとした背格好の少女……。


風が吹いていた。
月明かりを運ぶようにその風は遺構のあいだを流れていた。
少女の長い髪が揺れる。

私は少女の顔が見えるところにまで来ていた。
少女の静かな肩は、ひとことも動かず、ただ私の遠く前に止まっている。

――おい
私は少女を呼ぼうとしたけれど、声が出なかった。
その場につまづいて倒れた。


風が吹いていた。
私は倒れたまま少女のほうを見た。

大理石の彫像のように無表情だった顔に心なしか微笑が……。
白い頬が月光の中に浮かびあがり、その憂鬱な瞳と青白い肌とは、
今夜の風の蒼さをいっそう際立たせるようだった。
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いろいろな表現法があるんですねぇ…。
まさに感嘆です。


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