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1 [創作文芸] ショートショートショートショートショートショート 04/07/02 00:19
04/07/02 (神谷) Comment
創作文芸板より「ショートショートショートショートショートショート」

星新一氏に代表される文学ジャンルの一つ「ショートショート」。
短い文章の中に物語の流れを作り、読者が驚くようなオチをつけるという
非常に難しい職人芸が見られるものであったりします。
このスレはそんなショートショートよりも短いものに挑戦するスレです。

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1 :名無し物書き@推敲中? :03/09/10 04:45
10行くらいでおもしろい話を作ってください><


9 :もちとけた :03/09/12 22:45
 実力に自信の有る奴はこいつの続きを作ってみろ。リレーだ。


乾いている・・・
誰ぞ、余の乾きを癒さぬか・・・

 それは濃い藍色の夜空の下。 ヒトの形を持った者の呟き・・・

 
11 :>>9の続編 :03/09/12 23:00
熱い・・・
水を・・・
水を・・・

まだ燻り続ける街を、歩き続けた。
奇妙なことに、コンクリートまで燃えていた。
道の真ん中で、市電が横転していた。
中には、炭化した人間が詰まっていた。
歩き続け、やがて川のほとりへたどり着いた。
水面には無数の焼け焦げた死体が浮いていた。
油が浮いていたが、構わずに顔をつけようとした。
覗き込んだ水面に映った自らの顔を見て、絶叫した。
ふと、遠くから空襲警報が聞こえてきた。
まだ生き残っている機械があったのだろう。
退避壕に逃げ込めというのだろうか。どこの?
この分じゃ、生き残っているのは・・・
・・・いや・・・もう、長・・・く、は・・・・・・

かろうじてヒトの形をとどめていた男は、水面に顔をつけた。
だが、二度とその顔を上げることは無かった。
空襲警報だけが、微かに響いていた。


24 :曾良 :03/09/18 23:32
彼女はいった
「このバッグが欲しい〜」
「いいよ。買ってあげる」
彼女は言った
「あのふくかわいい〜」
「いいよかってあげる」
彼女は言った
「あの人かっこいい〜」
「・・・」
次の日、男の部屋に呼ばれた彼女は絶叫した。
「ハイ。君にプレゼント・・・」
白目をむいて死んでいる男性は、まさしく昨日女がかっこいいと言った男だった。


38 :名無し物書き@推敲中? :03/09/20 13:22
中華飯店の裏口でタマネギの皮を剥いていた小太りの男が、
意地悪そうに私に言った。
「また来たのか。お前にやる食い物はねえぞ。
まずはお前の左腕を差し出すんだな。きひひ。」

突然、ちゃりんと音がして目が覚めた。
目の前の空き缶にお金が入ったらしかった。
見上げると、大きな手があった。ああ、
今日は助かったかもしれない。

どんな人?さらに見上げるとちょうど太陽と顔が
重なってよく見えない。重い腰を上げかけた時、
聞き慣れた声がした。

「んもー、なにやってるのよ!!変な趣味はやめてちょうだい。」
妻だった。


40 :名無し物書き@推敲中? :03/09/20 13:42
「大変無礼なこととは存じますが、米を少し分けて頂けないでしょうか。」
「ああ?一体今がどんな時代か知ってて言ってるンか。21世紀初頭じゃねえぞ。」
「お願いします。そこをなんとか。」
「ふ、しょうがねえな。条件がある。俺も男だ。魚心に水心ってあるだろ。」
「ええ、体ですか。よござんす。差し上げましょう。胸は洗濯板、ふくらみもぬくもりも
なにもあったものではないですが、それでお米がいただけるのなら、喜んで。」
「へへへ、じゃあ早速いただくことに、、」
一時間が過ぎた。
「ふー、まあこんな時代だから、貧乳でもそこそこかな。」
「では、約束どおりお米をください。子どもが今にも死にそうなんです。」
「おっとっと。ねえちゃん甘いぜ。これを見ろ。」
男はデジカメを取り出した。
「お前の体をさんざん撮ってやった。これをばらまいてやる。ばらされたくなかったら、
明日もここに来るんだな。どうする?」
女はものすごい剣幕で言った。
「ああ?一体今がどんな時代か知ってて言ってるンか。21世紀初頭じゃねえぞ。」
そう言うと、女は男の股間に蹴りを入れ、もてるだけの米を担いで
よろよろしながら立ち去った。

終わり。


55 :勝手に推敲 :03/09/21 22:21
少年は生まれてから15年間、ずっと車椅子生活だった。
「これはもぅ一生あるけないでしょう」
何度も何度も繰り返し、絶望という言葉が頭の中をよぎっていた。
「僕はここに生まれた。そしてこれからどこへ行くんだろう……」
その瞬間、言いようのない空しさと怒りがこみ上げてきた。
それは燃え上がる炎のように、止める術が無かった。
「死んでやる。もはや死ぬしか道はない。」
少年は気がつくと、病院の屋上にいた。
何も未練はない。さらば。
ガシャという網の音を残して、少年は飛び込んだ。

すべての視界が逆さまになった時、
何か釈然としない思いが込み上げてきた。
「あれっ! 俺どうやって立ったんだ? 」


102 :名無し物書き@推敲中? :03/09/30 11:20
突然それは起きた。
世界は崩れ、水没していく。多くの同胞が大地に消え、波にさらわれた。
私は他の生き残りと同様ただ走った。だが災厄は異常な速さでその範囲を広げ、私は驚異に飲み込まれた。

私達はただ生きてきた。住居を作り、守った。食物を集め、蓄えた。子孫を育み、未来を託した。私達は専念し、真摯に生きてきたはずだ。
なぜこのような仕打ちを受けるのか? 神は自然は、なぜ私達を見捨てるのか?
絶望に満ちた意識が薄れていく・・・


夏の正午、一軒の家から声が聞こえる。
「御飯ですよ、手を洗いなさい」
「は〜い」
男の子は満足して庭を後にした。


119 :名無し物書き@推敲中? :03/10/12 01:19

「…帰りたいなぁ」

向かいのシートに座った中年の男がボソリとつぶやいた。
何言ってんだこいつは。家に向かってるからこの最終電車に乗ってるんだろう?
電車には時々おかしな奴が乗ってくる。連日のサービス残業で体がボロボロの俺は無視する事にした。
もっとも例え元気な時でも相手にする気にはなれないが。
「そぉね。あたしも帰りたぁい」
車両の一番端に座ってる女が答える。OLとおぼしき女は酒を飲んでたらしく少し頬が赤い。
電車には今この三人しかいない。

「そうか。お嬢さんもかね。お前さんはどこに帰りたいんだね?」
「…くふふ。そぉねぇ、あたしの場合しいて言えば『あの日に帰りたい』かなぁ」
おそらく会社では『お局様』で通ってるであろう女は『お嬢さん』という言葉に少し照れながら答えた。
「おじさんはどこに帰りたいのぉ?」
「私はね、会社にも家にも居場所がないんだ。でもどこかに帰りたい気持ちはあるんだなぁ。
 …昔は良かったなぁ。私の人生どこで間違ったのかねぇ。
 私はもう疲れたよ。どこか安らげる場所に帰りたい」
俺にはこいつらが何言ってるのかさっぱり分からなかったが、何故か郷愁の念に駆られた。
帰りたい。帰らなくては。

――――お降りの際は電車とホームの間にご注意ください。
車内アナウンスが響きわたる。俺はたまらない気持ちになって降りる駅でもないのについ降りてしまった。
過ぎ去る電車の中から中年の男とOLらしき女がニヤニヤしながら見ていた。
改札を抜けたところで俺は我に返った。閑散とした駅だ。バス停もタクシー乗り場もない。
ただ住宅街へ続く狭い路地があるだけだ。俺は途方にくれてつぶやいた。

「帰りたい」

                                                       『帰りたい』 fin.   



122 :名無し物書き@推敲中? :03/10/22 01:05
いつからだろう、彼が僕の前に姿を現すようになったのは。
分かっていることは僕には彼以外理解者がいないということだ。
彼さえ僕を承認してくれればいい。彼の承認が僕の尊厳につながる。
彼さえいればほかに何もいらない。
彼は言う「君はまだ自由になっていない。いまだ社会のつまらないルールに縛られ
息苦しい毎日を送っている。僕のように自由になりたくないか?」
僕はうなずく。彼はニッコリと微笑む。
「自由になりたいのなら君は人を殺し、この社会で生きていくつもりはないと世間に宣言することだ。
それで君は自由になれる。どうだ簡単だろ?」
確かに簡単だ。でも誰を殺せばいい?
「君の一番大事な人間を殺すんだ。それが一番いい。」


124 :名無し物書き@推敲中? :03/10/22 06:36
鈴木社長は一代で今の会社を築いた。
自他共に認める天才肌の人間だ。
独創的で豪快で、その切れ味足るや、
凡人の及ぶ所ではない。

そんな社長の口癖は、
「使えない奴だ。」
「君という人間には学習能力が有るのか。人間ではないようだな。」
人間という生き物は学習能力が高い生物なのだ、歴史から学ぶ事の
できない人間、同じ過ちを何度も繰り返す人間にはマネジメント
する資格はない、というような話を会議でも講演でも事有るごとに口に
している。
社長の配下では同じ失敗は2度と許されない。
失敗から学ぶ事のできない人間、即ち学習能力の
低い人間は、人間で有る事すら否定される。自身が天才肌故に、
同じ過ちを2度も繰り返す事の意味がどうしても理解できないのだろう。


或る雨の日の夜、社長が刺殺された。
犯人は元側近の部長だった。リストラされた部長の報復だった。

通夜が行われた。あれ程の功績をもたらした人間にしては
人影もまばらなのは以外だった。

焼香の時、社長の遺影に俺は問い掛けた。
「シャチョウハ・・・レキシヲマナンデオリマシタカ・・・?ヒトニウラマレルトイウコト・・・」


129 :名無し物書き@推敲中? :03/10/28 18:33
米国同時多発テロは、一本のナイフによって引き起こされたという。

ここは、某国の議会。ハイジャック防止に関する議題を、連日のように話あっていた。
「・・・金属探知機等で武器は見つけられるのかもしれんが、武器になる物など日常生活にあふれている。
例えばボールペン。これを首筋にぐさりとされればイチコロさ。」
「突起物さえあれば、どんな物でも武器に成り代わりますね・・・。」
「突き詰めていけば、ベルトも洋服も首を絞める武器となるな・・・。」
結論が出ることはなかった。

突如、ある若手議員が発言した。
「いっそのこと、”飛行機に乗るときは服を全部脱がなくてはならない”という法律をつくったらどうでしょう。」
全員が漆桶を抜かれる思いだった。法案は順調に採決され、新しい法律が生まれた。

その後、ハイジャックが起こることは無かった。しかしある日、一人のスチュワーデスが政府に直訴した。

「私たちはまだ、突起物に悩まされています!!」


133 :名無し物書き@推敲中? :03/11/07 18:31
深夜、閑静な住宅街の平和は一台の自動車によって破られた。
その車はリズムを付けてクラクションを鳴らし、家々の間を猛烈なスピードで走り回った。
人々は皆「ああ、このあたりには来たことが無かったのになあ」と布団の中で溜息をついた。
車が四週目にさしかかろうという時、ある家から一人の男が飛び出し、発砲した。
弾はタイヤに穴を開け、車は耳障りな音を響かせて旋回しながら電信柱にぶつかり、止まった。
車の中からは一人の男がふらふらと出てきて、駆けつけた警官と発砲した男に言った。
「車のブレーキが利かなくなってしまって、なんとか衝突は免れようとハンドルを切っていたのですが、
危ないところでした。本当に有り難う御座います。」
警官はそれを聞いて、
「それは災難でしたね。ご無事で何よりです。しかし、あんな風にクラクションを鳴らしていたら
遊びでやっていると勘違いされますよ。ところで、そちらの方はどうして、
この方がブレーキが利かず困っておられると分かったのですか?」
「はい、この方はクラクションでモールス信号のSOSを打っておられたので・・・」



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アリの穴に一度投稿したけれども秋の大掃除に被ってしまい削除されたもの(つд`)


152 :時差ぼけ :04/05/22 00:58
彼は飛行機に乗って外国へ向かっていた。

彼はいつのまにか眠っていた。



目が冷めると彼は激しい頭痛がした。

((頭が痛い))

彼は自分のいる場所が飛行機の中ではないことに気づいた。

((ここはどこだろう))

彼の横には知らない男が立っていた。

医者のようであり科学者のようでもあった。

「気分はどうですか。」

「頭が痛いです。」

「そうですか。」

「時差ぼけですかね。」

彼がそう尋ねると、男は少し口元が笑った。

「そうですね。20年の時差ぼけです。」


163 :名無し物書き@推敲中? :04/05/26 12:53
 ぎょろりと突き出した瞼。あらぬ方向を、きょろきょろ見渡す。
 右目と、左目の動きは一致せず、ただ、虚空から何かを見つけようとしている。
 2本しかないありえない指は、その目的も定かではなく、木に留まる為にあるとしても納得いきがたい。
 「しゅっ」っと一閃巻き舌が伸び獲物を捕らえる。
 ああ、紛れるためにこの生物は、表皮の色を変えるんだったな。

 ある東京の昼下がり。ご多聞に漏れず僕は、渋滞に巻き込まれていた。
 予測を誤った僕は、広い横断歩道の中に取り残されてしまった。
 「ばっかじゃねーの」若い女が、これ見よがしに聞こえるように通り過ぎていく。
 またあるものは信じられないといった侮蔑の表情で俺を見ていく。
 恥ずかしい・・・・・・。
 
 僕の頭にある考えが浮かんだ。そうだ紛れればいいんだ。
 俺は、ギアをドライブに入れアクセルを踏み込んだ。
 横断中の歩行者は、次々にはじき飛び、頭から血を流し倒れていった。
 数秒後俺の周りには死体の山が出来た。

 俺は、車から降りもっていた鋏みで自らの心臓を貫いた。


164 :名無し物書き@推敲中? :04/05/26 14:34
幸福な生活、きれいな奥さんに、明晰な子供。広い家に住んで仕事も家庭もうまく行っている。
余暇には、趣味に没頭し癒される時間を、満喫している・・・・・・。
「はい、5つ数えたら戻ってきますよ。5、4、3・・・・・・」

僕は、催眠術にかかるのが好きだ。僕の成し得なかった成功、そして幸せな時間。
それを、ほんのひと時でも味わえるのが好きだ。
近所の、同級生が催眠術を覚えて練習台になっている。
しかし、現実の生活はどうだろう。
惨めに感じた。

家に帰ると、やけに妻がやさしかった。
ひょっとして、浮気でもしたんじゃないだろうかとさえ思えた。
奥から、ゴトっと物音がした。
男だ。見知らぬ男がクローゼットの中から転がり落ちてきた。
逆上した僕は、近くにあったブロンズの置きもので男を殴った。
絶命していた。
妻は、ヒステリー状態で警察に電話をしている。
逃げなくてはと思った。
2階の部屋へ行き、当面の荷物を黒カバンに詰め込んだ。
早く逃げないと。

玄関のドアを開けると、ドアの前に妻がいて、拳銃を構えた警官が僕を狙っていた。
僕は、黒いカバンを胸の前に当て身を守った。
これは夢なんだ。いや催眠状態なんだ。
カウントすれば現実に戻れる。
僕は、大きな声で叫んだ。
「5、4、3・・・・・・」
拳銃の音がした。
ああ、爆発物と間違われたんだな・・・・・・。

僕は、覚める事のない眠りについた。


171 :痴話げんか :04/05/27 09:55
これから一応こっちの住人になります。よろしくね。
痴話げんか=163=164=酷評スレの665=酷評スレの667=酷評スレの658=酷評スレの652
よろしかったら読んで見てください。
酷評からのコピペです。(自作)

 千鳥足

 「飲まなきゃやってられるか」
 ふいに、奥のカウンターから聞こえてきた。
 よくある居酒屋の台詞だなと思いながらも、僕はその言葉を放ったサラリーマンの会話に、聞き耳を立てた。
 「俺が、やってないのに俺の所為にしやがって、まったくふざけんじゃねぇよ馬鹿課長が」
 「まったくおかしいよな、わかるよ、課長が謝るより君の所為にした方が、会社の信用が保たれるなんてどういう神経してんだか」
 酒をまた、グビっと煽り男は続けた。かなりの酒量らしく酩酊している。
 「そうおもうだろ、土下座ぐらいして謝られればまぁ、許してやっても、とは思うがさも当然事って顔しやがって」

 小1時間。気がつくと店の全員が酩酊しているのに気がついた。
 僕は、厄介ごとが起きる前に店を出ようと思い勘定を済ませた。

 店を出ると驚く光景を目にした。町の人間全員が千鳥足なのだ。
 すると前から蛇行運転してくるパトカーがやってきて俺の前に止まった。
 酔って顔を真っ赤にした警官が、ポケットボトルを片手に、拳銃を俺に向け言った。
 「なんだお前は」なんだじゃねぇよ。こっちの台詞だ。
 「まともに歩きやがって・・・・・・逮捕する、ここは10時以降は千鳥足の町だ、法律を知らないのか」
 僕は、逮捕されパトカーに乗せられた。
 冗談じゃない、なんだそれは。
 僕は警官のポケットボトルを奪い一気に飲み干した。

 「飲まなきゃやってられるか」 
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創作文芸板住民の意地が垣間見れるスレ。


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