Walkin' Around増刊号アーカイブス

あなたの涙腺と表情筋に挑戦し続けるblog。

[04/12/11-00:40]

母の愛に包まれて。


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908 名前: 癒されたい名無しさん 04/10/11 21:45:06 ID:lWo2Nn9I

10年前、まだ俺が高校生の時だ。日曜日に学校で検定試験があった。
しかし、俺は激しく寝坊してしまった。乗る筈だった電車は出発している。
田舎の宿命だ。次の電車は30分後、試験には到底間に合わない。
母に、学校まで送ってもらうことにしたのだが、道すがらグチグチ説教を垂れてきた。
せっかくの休みなのに起こされて不満だったんだろう。
だらしないだの、寝る時間が遅いだの、延々と出てくる避難に自業自得とはいえうんざりしていた。
混んだ道を避け、車は裏道を順調なペースで飛ばしていた。あと4,5分で着くな、という頃だった。
前方の交差する道路から、一旦停止の表示を無視して一台の車が飛び出してきた。
突然のことだった。ぶつかる、と思った。
母の反応速度は思いの外速く、即座にブレーキを思いきり踏んだ。
タイヤがーキーーーと音を立て軋む。身体は大きく前に放り出される感覚。
車はぴたりと止まった。どこもぶつけず、かすりもせず、事なきを得た。
母も俺も無傷だ。正直ビビったが、それ以上に感動していた。
その咄嗟の状況下、母が俺を庇おうとしたからだ。
右手でハンドルを掴み、ブレーキを踏むと同時に、左手で助手席にいる俺の身体を守ろうとした。
コンマ何秒の世界で、ほとんど無意識にされたであろうその行為に母の愛情の深さを知った。
どんな状況下でも、母とは子を守るために無意識に動けるのだ。
一生大事にします、と思った。休みの日にゆっくりしてもらえるようにちゃんとします、とも。
学校に降ろしてもらい、別れ際に言った。「ありがとう。気をつけてゆっくり帰って。」
「はい」微笑んだ母を乗せて車は去っていった。

他の人みたいに泣けるエピソードはないのだが、自分にとっては忘れられない出来事です。
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Posted by 神谷 at 00:40





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