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[05/03/29-23:12]

3/29日経第一面に関するメモ

まあ、相変わらず記事を書く気力はないのですが、今日の日経読んで何となく考えたことのメモです。

1.コラム「春秋」

<要旨>

 ロッテ26-楽天0のワンサイドゲームの話→ライブドアは企業買収を通じて放送業界の厚い壁に挑戦→既存業界から制約を受ければ、新参組が不利になることは目に見える→0対26は辛い数字だが、野球への新たな期待もそこにある

<感想>

 戦力不足による負けを、一旦ライブドアの話に持っていくことで「既存勢力VS新規参入者」の構図に持っていくのって飛躍しすぎでは・・・?楽天が他チームから妨害を受けたとでも言いたいのか?

2.連載記事「会社とは何か」

<要旨>

 本家米国のM&Aの歴史は失敗の累積でもある。新旧メディアの統合ともてはやされたAOLによるタイムワーナーの買収。その後株価は急落し、AOL株は実質的に紙くずになった。株主の支持獲得のために描いた夢に現実がついていかない。

 では、買収は非合理な行動なのか。答えはノーだ。

 AT&Tは90年代にケーブルテレビ事業の買収などでことごとく失敗し窮地に陥った。しかし、分割時から長期保有した株主は富を増やしている。一方、NTTは時価総額はピークの七分の一、八十七年の第一次売出し時の4割に満たない。

 国としての企業価値も同様だ。米国のダウ工業株30種平均は、90年代初頭からほぼ4倍になった。日本の日経平均株価は90年初頭と比べ三分の一以下に低迷。国内総生産に占めるM&Aの金額の比率で、日本は主要国中、常に最下位にある。

<感想>

 物はいい様というか、前半でAOL、HP、AT&TのM&Aを「失敗」としておきながら「それでもM&Aに賛成なのだ」と言いたいために相当捻じ曲がった文章を書いているように思える。

 普通に考えたら、M&Aで身売りが決まったAT&Tより、曲がりなりにも安定経営しているNTTの方がまともな経営をしていることになるだろう(もちろん、利用者の利便性とか色々なことを含めて考えれば様々な意見がありうると思うが、この文章で触れられている事柄だけを限定して判断するなら、と言うことである)。

 大体、その後で「90年代堅調だった米株に比べて、日本株は低調であった」と自分自身で述べているのだから、NTTの時価総額がピーク時より目減りしていることなど当然である、とは考えなかったのだろうか(素直に考えて、わずかな例外を除いてほとんどの日本企業の時価総額は目減りしているということだろう?)

 これらの材料を持って「M&Aの低調により日本株は低迷したのである」と結論付けるのはいささか乱暴に思えるし、因果関係として逆転していると言われてもやむを得まい。その後の「GDPに占めるM&Aの金額の比率は主要国中常に最下位」にいたっては「M&Aが少ないからM&Aが少ないのだ」と言う当たり前のことを述べているだけである。
 
 M&Aの失敗例として、「メディアの統合とはやされた」AOLの記事を書いておいて、上記の通りその下のコラム「春秋」でライブドアについて好意的ニュアンスの記事を書いているのも何となくニヤニヤしてしまう。書いてる人は別だろうけど。

<全体的感想>

 もちろん、こういうblogを書いている以上、私自身がマネーゲームを完全に否定するわけはないのだが、日経はややはしゃぎすぎのような感じがする。

 「買収は非合理な行動なのか。答えはノーだ。」と格好をつけるからアレな訳で「企業価値を高める合理的買収もあれば、その逆の非合理な買収もありうる」と当然かつ無難なことを述べておけば十分なのではないかと思いますが、それだと新聞売れないのかなあ、と。

「マネーゲームだから全てダメ」「既存勢力の代表だから全てダメ」

どちらも行きすぎではないですかね。

まあ、自分もそれ以上は良く分からないのでとりあえずは感想です。

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Posted by MRI