なま屋。

「あなたのパンツァーは、戦うために!」「……違う。パンツァーは……逃げるために、あるんだ」

「縁定三生」

06/01/29-01:02
 年末レポ。最後。

●セッション一覧

12/23 TND『氷の下に』 RL:IBさん
12/24 カオスフレア『妖説・本能寺の変』 GM:tovetaさん
12/24 TND『聖なる夜に』 RL:ジニアさん
12/25 TND『サンタが街にやってくる』 RL:なま
12/26 TND『Black Princess』 RL:ジニアさん

●セッションメモ
『Black Princess』(トーキョーN◎VA the Detonation/オリジナル)
 RLはジニアさん。キャストとPLは以下。

“亡霊騎士”ヴァルツ・サーハイト(外見25 ♂ Ayakashi,Kabuto◎●,Katana)
 PLは紅河さん。
 ニューロエイジに場違いなほどの騎士道精神を持つカブト。
 通常時もいささか時代のかったサーコートに身を包み、戦いのときとなれば甲冑に身を包む、まさに現代に甦った騎士。
 その正体は、とある龍の呪いを受け14世紀から生き続ける本物の騎士。
 かつての主君、エドワード黒太子の転生体を護る義務を自らに定め、そしてその仇たる龍を探し続ける烈士。

 かつて護れなかった主君。
 魔法により男としての立場を手にいれ、“黒太子”エドワードと呼ばれた少女エドウィンは、しかしヴァルツとともに倒した龍の呪いにより、何度生まれ変わろうとも悲劇的な死を迎える運命を背負わされた。
 それは、ヴァルツにとっても、何度生まれ変わろうとも主君を護れぬと言うことを意味する呪い。
 だが、彼はその運命に抗った。今度こそは護ってみせると、何度もそう誓った。
 そして、現在。
 ニューロエイジの、皮肉にも、かつてエドウィンと過ごしたロンドンで、彼は再び巡り会う。
 永遠に護るべき主君に。

“Edward;the Blakk Prince”エステル(24 ♀ Kage-Musya●,Arashi,Mistress◎)
 PLはなま。
 英国王室にて、双子の兄、エドワードのカゲムシャとして幼いころよりその存在を秘匿され育った悲劇の姫。
 その兄は皇太子でありながら英国王立“黒曜騎士団”と言う傭兵部隊の隊長であり、その漆黒のウォーカーから“黒太子”と呼ばれる。
 現在は戦場での傷が元で病みついてしまった兄に代わり、彼女が皇太子を演じる。

 夢を見る。
 化け物に襲われ、立ち向かおうと逃げようと、決して敵わない。
 そして、最後には殺される。そんな夢を見る。
 襲ってくる化け物はいつも違って、殺され方もいつも違って。
 けれど、いつも最後に同じ、黒い騎士を見る。
 見たこともない人だけれど、何度も見たその顔は、いつも悔しさと後悔と。そして、涙でゆがんでいた。
 自分のために泣かないでで欲しいと、自由になって欲しいと。夢の中で、何度訴えたことだろう。
 けれど、彼はいつも現れた。何度殺されても、何度訴えても。
 でも、それは夢だと思っていた。出会うことはない、夢の中の騎士だと思っていた。
 ロンドンの裏路地で化け物に襲われ、彼に救われたその時までは。

“真眼”曳山和興(“しんがん”ひきやま・かずおき)(34 ♂ Fate,Exek.◎,Katana●)
 PLはぐんぐにるさん。
 千早重工所属のエグゼクだが、自称「特技はカラ出張」と言う昼行灯。
 いつもやる気の無さそうな笑みを浮かべて世界を飛び回る男。
 しかし、その真の姿は真実を見抜く眼力を持つ千早の切り札的存在で、危険を孕んだ部署があれば行って修正するという任務を与えられた男。
 危機となればいつもの昼行灯ぶりが嘘のような切れ味を発揮する、まさにカミソリのようなエグゼク。

 大英帝国博物館と“皇太子のルビー”と言う宝石の貸与契約を結びに行っていた工作員、“剣”グラハムが消息を絶った。
 彼の捜索と交渉の引継ぎ。一見特に難しい任務では無さそうだが、グラハムは意味もなく任務を放棄する男でも、やすやすと誰かの邪魔に屈するような男でもない。
 だとすれば、この任務には見た目以上の困難が伴うということになる。
 なるほど、細心の注意を払う必要がありそうだ。
 曳山が呼ばれたのも、納得と言うところだろう。

“勇気を運ぶ風”ラッシュ(“Heart Wind”―)(♀ 38 Vasara,Mistress●,Kaze◎)
 PLはからいくん。
 かつてはCIAの凄腕エージェントとして知られた女性。MIDへの統合の際、己の生き方を貫くためにフリーになった。
 大型バイクを駆り、掲げた突撃槍の先端に火炎を纏い。
 まるで勝利へ導くトーチのように戦場を走る。
 まさに女傑と言うに相応しい女性。
 その真の姿は北米真教教会に所属するバサラであり、何時の日か祖国を食いつぶす悪竜を狩る事を目指す戦士。
 周囲まで赤く照らすことの出来る燃える心を持つ、正しき炎の魔法使い。

“黒太子のルビー”。大英博物館に所蔵されるかの宝石は、実のところを言えば宝石と言うよりも魔具と言う方が近いものである。
 深紅の竜の血が固まった魔力の塊であるそれは、恐るべき力を持ち、それが故にかつての英国王室が封印を続けてきたもの。
 しかし、時の流れの中そのことは忘れられ、今千早に貸し出されようとしているという。
 そんな時、“黒太子のルビー”狙って動き出したのは、MIDのエージェント、マモン。
 ラッシュ自身もMIDとはいろいろと因縁もあるし、また、教会としても“黒太子のルビー”をアヤカシに渡すわけには行かない。
 ならば、やることは1つしかなかった。


 ジニアさんの作った異色のN◎VAシナリオ。
 トレーラーとハンドアウトはこちらを参照してください。
 PCヒロインと言う立場は普段遊んでいる環境では珍しいものですが、それだけにキャスト次第でさまざまな展開を見せる可能性のある面白いもの。
 紅河さんのヴァルツと僕のエステルがまるで誂えた様な設定なのは、実際誂えたからなんですが……いや、ある意味このシナリオが。
 しかしそれだけに、とんでもなく面白いものになりました。

 まず紅河さんのヴァルツは、まさに彼のために組まれたようなシナリオだけあって格好いいことこの上ない。
 最初の登場から、セリフもいちいち格好いいですし、演出もまさに騎士道。
 このシナリオのPC1で彼をこえるのは全くもって不可能なんじゃないでしょうか。
 また、こっち(エステル)の無茶な要求にも付き合ってくださってまことに感謝しています。
 結局経験点を払って相互コネと言う。

 ぐんぐにるさんのとにかく渋格好よくて、まさにカミソリ後藤系キャラの面目躍如。
 2つの顔の使い分けとそのタイミングが絶妙で、それがめちゃくちゃ格好よくて、思わずハンカチを噛み千切りそうになりました。
 特にエンディングで裏ヒロインを拾うあたりはもうたまらない。
 こういうキャラがさらっとできるところは凄く盗みたい才能。
 セリフのタイミングやゲストとの掛け合いも実にクールで格好いいものでした。

 また、からいくんのラッシュはヴァルツとの絡みに始まって設定面での補完、煮え分の追加などさまざまな局面でシナリオを盛り立てて、なおかつ自分のキャストもとんでもなく魅力的に演出するという離れ業をやってのけました。
 特にヴァルツとの絡みがやばいくらい格好いい。
 永い時を生きる亡霊騎士との絡みとしてもメチャメチャ格好いいし、男女の絡みとしてもすごい。
 くそ、最近の若いやつは化け物か!(シャア調で

 エステルはと言えば、普段はすん止めでせざるを得ないヒロインロールを思いっきりやれたのでとても大変なことに。

 なま は すごい なあ

 エンディングに挿入した兄貴と紅茶を飲むシーンとか、リサーチフェイズでヴァルツに渡したプレゼントとかは自分でもどうかと思います。
 でもたまらなく楽しかった!

 ところでジニアさんがマモンをやってるときにすごい楽しそうだったのが印象的なんですが、このマモンがまた危険なくらい魅力的なゲストで、危うくエステルはマモンに転ぶところでした。
 危ない危ない。

 ちょっと人は選ぶと思いますが、超絶楽しいシナリオです。
 ジニアさんありがとう。エステルは機会があったらまた使います。

 獲得経験点は14点。

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Posted by 名無しさん
なま屋。