[舞台]ピースピットVol.7 SMITH(P)
06/08/30-16:55
◆観てきたよ 先日8/27(日)、劇団ピースピットさんの舞台「SMITH」を観に行ってきましたよ!
実を言うと生で演劇を見るのはこれで3回め。しかも大阪の演劇はDVDではいくつか観せていただいていたものの、ライブでは初めてと言うヤツですよ!
結果から言えばこの「SMITH」、しかも楽日が初体験になった、と言うのは大変な幸運でありました。
もしかすると不運かもしれませんけども。
と言うのも、もう何しろ信じられないほど面白かったからで。
◆概要 舞台は「虚ろの荒野」――多くの都市が資源を奪い合い戦いあいながら存在する不毛の大地――に存在する一都市、スミス。
圧倒的な科学力を持ち、兵器生産で多額の利益をあげるこの中立都市は全方位キャタピラを持ち常に虚ろの荒野を移動するためその居場所を特定することも困難。
そのため、虚ろの荒野において力を持つ他の5都市も手を出しかねる地上の楽園。
とまあ、そんな舞台設定はとりあえず置いておいて、そのスミスに暮らす便利屋の1人が主人公、芥屋灰二郎。
飲んだくれの駄目男、便利屋なんてやってはいるが二日酔いになっただけで仕事を休んでしまう素浪人。
だが実は、刺されても斬られてもなぜか死なないという特殊能力を持っている超人なのだ。
その芥屋灰二郎が、襲われていた四葉屋桔梗と言う少女と出会って、世界を揺るがす事件に巻き込まれていく、と言うのがあらすじ。
そうそう、このSMITHと言う舞台、舞台設定はアフター・ホロコースト的なものになっていますが、登場人物の文化や生活様式、命名法則は大体時代劇に準じてます。ま、そうでない人もいるんですが。
◆見所 まず圧倒されたのが、オープニングの手法。
アニメーションなんかでよくある、メインキャラクター同士のチャンバラによって各キャラクターの見せ場を作ってゆく嘘見せ場方式(実際に劇中にはそう言う場面はないという意味で嘘見せ場なんですが)を取り入れ、舞台だって言うのに本当に出来のいい映画を観ているような導入。
もうこの段階で面白すぎなんですが、本編に入ると今度は本当の見せ場の連続。
3時間超という長丁場が全然長く感じない、これでもかと言うくらい密度の濃い時間でしたよ。
途中に挟まれた休憩前にはアイキャッチまで入るという芸の細かさで、これはもうなんともなりません!
DVD出たら是非買おう。すぐ買おう。
さらにシーン切りの力。
この舞台、全体としての筋立てはそう難しいものではないんですが、シーン切りが頻繁にあり場面がガラッと変わるのでややもすると混乱してしまいそうに感じます。
けれど、特有のパワーと勢い、そして実に計算された、信じられないほどの見事さによって話の筋を見失わないように工夫されています。
このシーン転換は僕らTRPGゲーマーにとっては実に参考になりますよ。
N◎VAとかやるときにはものすごい学ぶべきところがありそう。クッ、やっぱもう一度観たい!
そして、じっくり観ていると気づく衣装の面白さ。
全員の役者さんが黒を基調にした軽装をベースに着ていて、その上に各キャラクターごとに特徴的な衣装を着ることで、モブとメインキャラクターの区別をつけているわけですが。
例えば主人公の芥屋灰二郎の着流し、基本的には白いんですが、下に行くにつれてグラデーションかかって濃い灰色になっていきます。
これ、よくよく考えると白い着流しに唐突に黒のスニーカーが生えて来ると見た目に変になるから、と言う心遣いに感じます。他のキャラクターの服装も、黒の部分が唐突に見えないように考えられて作られていて実に格好いい。
細かい心遣いではありますが、そういった細かい部分が総合されて全体のクオリティを上げているんでしょう。
みんなの力でいいものにして行こう、と言う感じがして実に気持ちがいいですね。
まだまだ見所はあるんですが、書ききれませんのでこのくらいで。
いや、本当に面白かった!
◆オマケ そしてオマケの「SMITH2予告編」。
設定の風呂敷の広げ方が見事で、2も余裕で作れそうな深まりがあるんですが、この2の嘘予告がアホみたいに面白い。
SMITHを観た直後に観るものだから、仕込んであるネタが全部わかる上に、2の新キャラクターと言う名目で出てくる役者さんがものすごい豪華。
どのくらいかと言えば、役者さんの名前をほとんど知らない僕も顔見たらわかるくらいですよ。実際、ゲストさんが出てくるたびに客席からは歓声が上がってました。
2、観てみたいなあ! やってくれないかなあ。
◆そんなこんなで ひたすら面白かったんですよ。
見事なまでに熊道楽さんに嵌められたね!
次も可能な限り観に行こうと思います。
……群馬県に住んでるんだけどなあ。
●ピースピットweb
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Posted by なま