歌う脳髄

どうでもいい事について考える凡百blog

タイトル玩具修理者・指揮のおけいこ

04/12/02
玩具修理者

収録されてるのは「玩具修理者」「酔歩する男」
前者は、何かが襲ってくるホラーではなく、理解できない何かが厳然としてそこにある、という系統のホラー。この系統はキッチリとしたオチがつかず、絶妙な気持ち悪さが残るのが特徴。
ネタバレ込みでストーリーを書いちまうと
「何でも修理できる玩具修理者は人間でも修理できましたとさ」
という話。
ただこれだけの話なのに、常に妙な気持ち悪さが付いてまわっている辺りが素晴らしい。

んで、何が重要かと言うと、この玩具修理者が
「ようぐそうとほうとふ」
「くとひゅーるひゅー」
「ようぐそうとほうとふ」
と叫びやがるのだな。

クトゥルフか!

そんだけ。
後者は、禅問答じみた行為の繰り返しで足元が崩れ去っていく感じのSF。ホラーかと聞かれたら非常に微妙。
まあ哲学的な問答が好きなら読んでみると良し。


別の小説でこの玩具修理者の正体が仄めかされているらしいので、この作者の本適当に買って来る予定。



指揮のおけいこ

前に指揮棒が刺さって演奏中断というニュースについて書いた時に見つけた本。
作者は紫綬褒章も貰ってるえらいひと。
で、感想。

アタリ引いた

正直、指揮者の仕事内容について書いてあれば十分だったのだが、その遥か斜め上を疾走する弾け加減。
指揮をする場合には指揮者の表情も重要であることを証明する為に、テレビの企画を利用して、デスマスク(生きてるからライフマスクだが)被って指揮してみたり、
汗っかきな為に体の中心の茂みにあせもが出来るのが悩みの種だから、とりあえず剃ってみたが、そうすると治水の問題から、汗が靴まで一気に流れ落ちて水虫が悪化しただとか、
優れた指揮者はユダヤ人でゲイが多いが、後者を実行した指揮者が実在するらしい、等、指揮者という人種や紫綬褒章受賞者に対して十二分に幻滅可能。
アホな事を真面目に実行し、ダメな結果をちゃんと書いてるあたり素晴らしい。
そして、何だかんだ言って、ちゃんと指揮者の仕事内容が分かるのが重要であるな。

暇があるならば読んでおく事を薦める。
損はしない。

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( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
Posted by rgy at 03:07