歌う脳髄

どうでもいい事について考える凡百blog

タイトル95年以降のカプコンに関する補足

05/07/19
前エントリにおいて,X-MEN VS. STREET FIGHTERをもって,格闘ゲームは駆け引き系とコンボ系に分化した,と述べたが,同時にこれ以降,カプコンはゲームシステムをシリーズ単位で独立させ,X-MEN VS. STREET FIGHTER以前のような,他のシリーズからシステムを持ち込み,混ぜ合わせるという事を行わなくなる.

ただこれに関しては,それまで(というよりも1994年の)のカプコンの方が異端なのであって,カプコン以外の会社は基本的にシリーズ単位でシステムを独立させ,その中での進化(しばしば停滞)していたことも述べておく.

さて,駆け引き系とコンボ系の分化と共に,コンボ系としてのVS.シリーズ,駆け引き系としてのSTREET FIGHTER IIIシリーズが,それらの中間としてのヴァンパイア,STREET FIGHTER ZEROシリーズ,と,シリーズ単位での分化も為されていったわけだが,格闘ゲームにおける一つの主流であったカプコンが明確にシリーズ単位での分化を行った事で,それまでにも存在していたユーザ側の分化もまた,明確となったように思われる.

この「ユーザ側の分化」とは,シリーズ単位で付いているユーザ,固定ユーザのようなものであり,カプコンの分化の明確化と共に,「格闘ゲームならば一通りこなす」人間が減り始め,「このシリーズとこのシリーズはやるけれども,このシリーズは手を出さない.出しても遊び程度」というような,ユーザ側の分化も始まっていたように思われる.

これは複数の独立したゲームシステム各々に対する慣れの限界であり,シリーズが違ってもシステムに連続性がある,というカプコンの異常性に基づいていたものが,分化と共に難しくなったと言えよう.

但し,ここで言うユーザとは,非ヘビーなユーザであり,ヘビーユーザは無視している.というよりも複数のゲームについてヘビーなユーザの絶対数が極めて少ないという話だが.

例えばKOFを今でもやっている人間は,大抵それ以前のシリーズからプレイしている者が大多数を占めている.

そうして分化したユーザは,おおよそ自分の好むゲームシステム,上の大別を用いるならば自分が駆け引き系のシステムが好きなのか,それともコンボ系のシステムが好きなのかを把握した上で,その後に新しく出たゲームをプレイするかを決める.

現在で言えば,カプコンの例を用いるならば,VS.シリーズの愛好者はGGXシリーズやメルブラACといったコンボ系へ,STREET FIGHTER IIIシリーズの愛好者は3D格闘ゲーム,つまりバーチャファイターシリーズや鉄拳シリーズといった駆け引き系へ流れてゆき,元々そのシリーズについていたユーザに合流しているのが現状ではないかと考える.
ヴァンパイアシリーズに代表される中間型に関してはよく分からないので省略.コンボ系に流れたような気もするが,KOFに流れた(というか一本化した)のが多数の気もする.やっぱりよく分からん.

こんな感じで書いた後で考えてみると,ゲームシステムがシリーズ単位で統一されてるのは当然で,そこから考えるとシリーズレベルでは常にシステムは純血直系子孫が一人しか存在しない.
それに対して,主流派であるにも関わらず,「直系?なにそれ?」と言わんばかりに「シリーズは違うけどもシステムは一緒(延長上)」やら「あるだけのシステムぶち込んでみました」的なハイブリッドを大量に生み出したのが1994年のカプコンで,それを終えると再び純血直系子孫に戻ったのだな.
シリーズ単位でゲームシステムが繋がっているのは当然で,当然でないものが1994年にあって,それを語るために前エントリがあったのかもしんねえ,と思う次第.

故に次に語る必要がある者は,おそらくQOHとGGくらいのものだろう.
他は初代について述べて,あとはシリーズが進んで増えたシステム述べればそれで終わるからな.


以下,驚くほどにだらだらと.
コンボゲーをプロレスとするならば駆け引きゲーは総合格闘.
2D格闘ゲームは当たり判定と攻撃判定が独立しているが3Dは同一.
ファンタジー寄りとリアル寄りという分け方が多分正しいのではなかろうかと.
つまりところどっちもファンタジーだが.

全く以てどうでも良いが,前エントリで空中ガードについて誰もツッコんでいないのは何故だろうか.
現状ではコンボ系で無くてはならないシステムだと思うのだが.
ちなみに俺はどこから始まったのか記憶が曖昧だからスルーした訳だが.

前エントリで扱いに困ったあげく放棄したもの:アリカ製の3Dなスト2

後,今に残ってないシステム,「無くてはならない」とは思えないシステムについては最初から放棄してたことを述べておく.
書いてたらキリがない.

最後に.

スラムオンライン
桜坂洋が6月半ばに出した一作.
分類としてはオンライン格闘ゲーム小説とでも言うべきか.
スパイクアウトをMMO化して,プレイヤーキャラをバーチャファイターにしたような感じのオンライン格闘ゲームにまつわる話.
バーチャ2の頃の,一番格闘ゲームが熱かった時代を記憶しているならば面白いと感じられるかと.

これ読まなけりゃ前エントリ書く事も無かったように思うので.ここで紹介.




Track Back URL: http://s03.2log.net/editor/tb.php?id=singbrain:blog:190
Track Back

トップに戻る

コメントを書く  コメントを見る

( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
Posted by rgy at 17:52