歌う脳髄

どうでもいい事について考える凡百blog

タイトル大規模MMORPGの未来に関する考察

04/08/02
以下の文章では特に指定が無い限り、表現の簡便の為、
ネットゲーム=大規模MMORPG
とする。

最初に言い切ろう。

ネットゲームの未来は既に閉じている。

今現在のネットゲームの課金体制を例えるのに最も近いのは、おそらく携帯電話であろう。
携帯電話は、最新機種は非常に高価だが世代交代にしたがって急速に価格が下落する。
三世代以上前の製品が0円で売っている事も珍しくは無い。
携帯電話以外の商品であれば、一般的に当初の値段の半額になる前には店頭から姿を消している筈だ。
で、あるば、何故携帯電話に限り、売れたところで赤字しか残らない、採算の取れないものが店頭に並んでいるのか?
それは単純な事で、一度購入させさえすれば、月々の使用料金、という名目で、あとは勝手に金を落としてくれるからだ。今現在のカバー率を考慮すれば追加投資すら殆ど必要はない。
ネットゲームも、そのソフト自体の価格が格安である事から(下手すればクライアントは無料でダウンロードできる)、上記携帯電話と同じパターンである事は理解できるだろう。

では何故ネットゲームの未来が閉じているのか。
今ネットゲームをやっている人に対してはこの質問で事足りる。

「ネットゲームを二つも三つも同時に出来ますか?」

例えばUO、例えばRO、例えばLINEAGE II。
UOは幾分マシ(能力上限が低い)だが、特に後者二つは、その作業性から併用するのは殆ど不可能に近い。

今ネットゲームをやっていない人にはこう尋ねよう。

「携帯を二つ以上持っていますか?」

携帯を二つ以上持つ意味など通常では殆ど無い。
仕事用と私用で持っている人も居るだろうが、会社から支給されたのならば、その支払いは会社が持っているはずだ。

前者と後者では、「物理的に不可能」「そもそも意味が無い」という違いはあるものの、どちらも併用が殆ど有り得ない事からも明らかであろう。
そしてネットゲームはユーザに延々と金を落とさせるために、終わりが無い。
ゲームの側に終わりが無いから、ユーザはゲームを終わらせられない。
そして、延々とユーザーは一本のネットゲームを続けて行く。


まとめを兼ねて分かりやすく言おう。

既にパイは限られている。
後はそれを各々のネットゲーム同士が取り合うだけだ。
結果が独占か寡占かそれとも有象無象の食らい合いかは分からない。
だがこれだけははっきり言える。
ネットゲーム市場はあと幾らかは伸びるだろう。だが、その先は無い。
パイが限られているのはパッケージゲーム(とここでは区別の為にこう呼ぶ)でも言える事だが、しかし、パッケージゲームはネットゲームと違い、必ず終わりが存在する。
終わりが存在するから、次のゲームに手を出せる。
故にパッケージゲームの市場には、常に全ユーザ数以上の商品を販売できるし、している。

常に一本しか持てないネットゲームと、複数本を持てるパッケージゲーム、どちらが全体としての総利益が大いのかは明白だろう。
つまり、そういう事だ。
市場が小さく、しかも極めて限られたパイを、一切の共存の可能性無く取り合う事しか出来ないネットゲームは、一部を残して失われていくだろう。

ちなみに小規模ネットゲーム、例えばAoEなどの「終わりがある」ゲームは、パッケージゲーム市場の一部としてどんどん伸びているし、この先も伸びる事だろう。
ああ、あとFFXIはその二つの間を縫っており(ネットゲームでありながら本体、及び拡張セットをパッケージゲームとして発売している)非常に正しいように思う。
商売的には両方の良いとこ取りだな、つまり。





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Posted by 名無しさん at 03:44