04/09/19 03:32
というわけで、ソーシャル・ネット・ワーキングについて、
内部潜入しながら勉強してみました。
ソーシャル・ネット・ワーキング(以下SNSと表記)は、
2ちゃんねるでも独立した板が出来てしまうほど、
ネット社会では一般化した言葉になっているけど、
その実体は、一度も参加したことのない外側の人間には、
いまいち正体が掴めないんじゃないかと思います。
SNSは誰でも自由に出入りできる機構ではなく、招待制度を定めています。
参加するためのアカウントは、自分で取得するのではなく、
もうすでに参加した人に作成してもらうのです。
まったくの他力本願という状況のなか、
縁もゆかりもない人に頼むよりは、
なにか自分と関わりを持つ人に頼んだほうが良策なので、
それがいわゆる「知り合い系」という言葉に結びついてきます。
ここまではわりと広く知られた情報です。
では「知り合い」は、参加するための鍵にしかすぎないのか?
言い換えれば、参加することだけに「知り合い」であることが必要なのか?
じつはそうじゃないんです。参加後にも、
「知り合い」という言葉は、色濃く関わってきます。
アカウントを得てログオンしたのちに表示される画面には、
メールボックス、日記帳、自分のお奨めレビュー、足跡、
プロフィール画面や設定の変更等の画面があります。
お奨めレヴューとは、自分の知っているゲームや音楽や小説などについて、
amazonのリンクつきでレヴューを書くことができる機能です。
ここまでは、むかしのgaiaxとほとんど似たようなもので、、、
機能がすべて与えられた個人ホームページみたいなものです。
特別なことは何もありません。
そして、ここからがポイントなのですが、上記の機能に加えて、
自分の友人の一覧と、自分の参加するコミュニティの一覧が表示されます。
(僕が参加するSNSはmixi
(http://mixi.jp)なので、mixiを念頭において話します。)
(mixiでは、友人のことを「マイミクシィ」と呼んでいます。)
参加したばかりの人は、友人数は招待してくれた人のみで1人。
コミュニティ数は、当然のことながら0。
コミュニティは、海老名みどりが好き、埴谷雄高が好き、A型、レゲーが好き、
宮崎県人だ、スッパイマンが好き、漢字が読めない…等、探せばいろいろ出てきます。
そこらへんの出入りは、ほとんどその人の自由なので、
自分の属性にしたがって、好きなコミュニティに入っていけばOKです。
また、その人の属性を知るためには、コミュニティ一覧をみれば分かります。
だけど、友人の数は、そんな簡単に勝手に増えません。
著名な人なら、もしかしたらどんどん友人メールが舞い込むかもしれませんが、
通常は、その人が参加したことは、その人を招待した人しか知りません。
誰かが自分を探してくれるのも気の遠い話なので、
まず、みずから知り合いをさがしにいかなければならなくなります。
ここがSNSの、第1の妙手。
最新の参加者100人を表示しますとか、全参加者の一覧表示などいうものがないのです。
全体を見渡すすべはありません。
あるのはまず検索窓です。
出身や、年齢や、現住所、趣味や職業、
またはキーワード検索をつかって、自分となんらかの関わりを持つ人を探します。
また、そんなことをしなくても、友人を伝っていって探すこともできます。
どちらかというとこっちのほうが一般的です。
自分を招待してくれた人の名前をクリックすると、
自分同様、その人の日記やプロフィールなどと一緒に、
その人の友人一覧やコミュニティ一覧が表示されます。
友人も、知り合い関係で繋がってきたのですから、
友人の友人も、やっぱり自分の知っている人である可能性が高いです。
さて、SNSの妙手その2です。さきほど、「友人メール」という言葉を使いましたが、
その人と友人関係になるには、その人に『友人になってください』というメールを送り、
それが承認されることが前提となる、シビアな掟があります。
全然関係ない人にメールを送っても、却下される可能性があるのです。
ここでも「知り合い」であることが生きてきます。
もともとどこかで関係していた人じゃないと、友人関係結べないよ、ということです。
その関係ない人とSNS内で友好関係をむすぶのは、
いまから何らかの交流をもつか、諦めるしかありません。
(現実には、『友人メールいくらでも受けます!』という方もいるので、)
(案外送ってみたら笑顔で答えてくれることもあるわけですが。)
ネットだから他人といくらでも繋がれる世界ではなく、
ネットでも知り合いと他人が明確に意識される世界なのです。
さて、mixiに参加してほぼ1週間がそろそろ経過したので、
僕自身のpropertyを確認してみると、
友人数は7、参加コミュニティが59となっています。
そろそろ参加者数10万人を突破しようとしているmixiなのですが、
僕の目線からは、どんなに多くても50人が確認できるぐらいです。
僕だけではなく、誰の視点から見ても、だいたい同じぐらいだと思います。
実際には10万人いるのに、どの位相から見ても50人ぐらいしか見えないという、
そういう意味ではリアリズムが溢れてます。
その関係が見えないラインで繋がりあっていて、
結果的に10万人すべてに行き渡っている。winnyっぽいよな。
今回は参加者の視点から書いたので、次は運営者の視点で。
つまり、SNSのビジネス性について考察してみます。
Posted by bone◆.BK/udqGpI
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