[骨] fishbone
マリオ きいてんのかー

04/12/06 04:27

「匿名」と「匿名性」とはどういうことか。
rgyさんの「匿名性という幻想@04/12/04」という記事を読んでみたら、
どうも"匿名"および"匿名性"という言葉を、間違った意味で使われている気がした。
ここらへんのことばの意味をきちんと正しく使われている人は、実はほとんどいないような気がする。
なので、このふたつのことばを検証してみようと思う。間違ってたらトラックバックなりコメントなりをください。


まず、"匿名"について。
エキサイトの辞書で調べてみると、こうある。
とくめい 【匿名】

自分の実名を隠してあらわさないこと。また、実名を隠して別の名を用いること。
「―希望の投書」「―批評」

行為にたいして実名を用いずに、本当の名無しさんあるいは"名無しさん"および"骨"みたいに
架空の名前を持ち出すこと、これを"匿名"という。

で、肝心なのは、その個人が特定可能かどうかを問わない、ということだ。
ネットでは掲示板に書き込んだり、サイトを訪れたりすればIPが残る。
悪質な犯罪行為をすれば記録されたIPを使って運営者が警察に連絡し、犯罪者は逮捕される。
実際に2ちゃんねるでも、winnyでも、逮捕者はそういう感じで捕まっている。
だから本当の匿名なんてありえない……というのは、実は間違っている。
"匿名"とは、その行為者が名を匿ったかどうかだけで決まり、
あとあとで、その行為者が誰であったか判明する可能性の有無は、一切問われないからだ。
たとえば「匿名投票」がある。
仮に数十人の村で、村長を決める投票があったとして、
村人が用紙に投票先の名前を書けば、筆跡から誰が誰に入れたのか割り出すのは、難しいことではない。
しかし、それを匿名投票じゃないよ、とは言えない。
例えば、ちゃぶろで猫殺しのディルレヴァンガーの如き馬鹿が湧き、警察からその個人のIPを要求されたら、ちゃぶろの運営サイドは拒否するだろうか?
おそらく、嬉々として渡すだろう。
そして利用者は、その行為を正しいとして受け入れるだろう。
もしも拒絶したならば、批判が出るに違いない。利用者の側から。

そうでなくとも、ある人物について、目に余る誹謗中傷が書かれ、その対象された側が名誉毀損として民事訴訟で訴える為の手段として、IPの提供を求めた場合、そこに十分な正当性が認められたならば、運営側はIPを提供するだろう。

仮にそういうバカがいたとして、警察に引き渡されることになったとしても、
その人がそのときに名を匿っていたならば、それは"匿名"である。
"匿名"とは「名を匿(かくま)う」と書くからだ。


では、"匿名性"とはなんなのか。
"性"ということばは「性質,傾向」の意である。
つまり、「あるものに匿名という性質(傾向)がある」という意味になる。
ちゃぶろに匿名性がある、というのは、ちゃぶろの利用者のすべてあるいは圧倒的大多数が、匿名で文章を書いているということになる。
で、今のところどうなのよ? というと、ちゃぶらーは故人となった小杉隊長を除いて実名で参加している人はいない。
だからまあ、「ちゃぶろには匿名性がある」というのは正しいといえる。
ただ、「匿名性が高い」というのは間違っている。ここは「匿名度が高い」と言い直さなくてはならない。


ちゃぶろ限定で言えば、「ちゃぶろは匿名のブログであり、匿名性のあるブログ」だと言えます。


おさらい。
"匿名" =
名を隠すことを指す。本当に名を隠せたかどうかではない。
"匿名性" =
その全体の傾向として匿名だということ。
ちゃぶろに匿名性がある、というのは、ちゃぶらーの全員or大多数が、匿名で書いているということ。


ワンポイントアドバイス / 仮名と匿名の違い。
仮名は名を別のものにすること、匿名は、実名を使わないこと、という意味があるけど、
結果的には一緒ですぞ。おーん。
Posted by bone

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