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04/04/12 残業に関する相談

Q:残業に関する相談

私は今年ある企業に転職しました。
月給は基本給13万、残業代(一ヶ月5千円、それ以上は何時間残業してもサービス)、その他手当が付いて税込15万5千円。
この不況の中、社員になれただけよかったと思い働き始めたのですが、この会社では仕事がハード過ぎて長続きする人がほとんどいないことがわかりました。私が入社して以来半年で、6名が退職しました。
毎日約12時間くらい職場で働き、週末は持ち帰って仕事をしないと終わらない状態です。昼休みは一応45分と決まっていますが、昼食を事務所でとってすぐ仕事を始める毎日です。他の社員もみんな同じ状況です。
上司に一度抗議したら、
「人の三倍働いて当たり前だと思え。家で仕事をするのは当然だ。」
というようなことを言われました。
今はこんな職場、けっこうあるものなのでしょうか?辞めても新しい仕事がすぐに見つかるような年齢ではないしどうしたらいいかと毎日悩んでいます。


A:違法な労働条件は、「不況で厳しいから」では済まないことも...

「今はこんな職場、けっこうあるものなのでしょうか?」
とのことですが、この不況下の中、どこの企業も厳しい現実にあることは確かでしょう。ただし、なにもかもが「不況で厳しいから」では済まないことも事実です。

「どうしたらいいかと毎日悩んでいます」
結局ここが、ご質問の全てだと思います。厳しいことを言うようですが選択肢は次の3つしかありません。

1.このまま耐えて、倒れるまで働く
2.さっさと退職して、この会社とは縁がなかったとわりきる
3.後先考えず、会社と、とことん戦ってみる

1・2は、「身がもたない」または「就職が無い」という現実を除いたとして、一番楽な道かもしれません。
3は、かなりパワーも必要だし、最悪の事態(社内に居場所が無くなる等)も考えられます。ただし、あなたが勝利すれば上司も含めた周りのみんなからは一目置かれ、風向きも変わるものと思われます。

ここでは、私が社労士と言う立場から3案について、違法と思われる箇所を指摘することで解答とさせていただきます。

まず「月給は基本給13万」とのことですが、「最低賃金」を下回る可能性があります。最低賃金は都道府県や業種ごとに決まっていて、これを下回る賃金は許されません。最低賃金に関してはこちらを参照してください。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-04.htm

次に「残業代(一ヶ月5千円、それ以上は何時間残業してもサービス)」
これは、あきらかに違法です。
残業代は通常の賃金(または平均賃金)の1.25倍を支払わなければなりません。休日出勤については1.35倍します。さらに深夜(夜10:00から朝5:00の間)はさらに1.25倍しなければなりません。その額が1か月に、残業代として定額支給されている5千円を超えるなら、超えた分を事業主に請求することができます。

「毎日約12時間くらい職場で働き」
そもそも、1日8時間以上または1週40時間以上働かせるためには、事業主は、労働者を代表するもの(正当な選出による者)と協定書を結び、労働基準監督へ届け出なければなりません。この協定書の有無を調べましょう。

「週末は持ち帰って仕事をしないと終わらない状態す。」
「・・・家で仕事をするのは当然だ。」
このケースでは、仕事を家に持ち帰ってしていることを、責任者が把握しているので、この分も、もちろん残業代がもらえます。きちんと、この分の労働時間をメモしておきましょう。

以上の指摘は、全て罰則(懲役または罰金)付の、立派な違法行為です。

Posted by srconsul

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