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■ [04/06/03-19:06]
モノを売る発想からの脱却
記憶に頼って書くので記事の引用なしですが・・・。
つかしょっぱなから長いなぁ(ぉ
ずいぶん昔(4〜5年前?)よくPCのハードウェア関連の記事を書く元麻布春男氏が「モノを売る発想から脱却すべき」ということをHello!PC(現PC USER)あたりで言っていたのを思い出した。
インターネットでデータを配信することで、モノを販売店で買わなくてもコンテンツを消費できるようになるんだから、本質的に売るべきものはコンテンツへのアクセス権にするべきだということだったと思う。
そうはならなかった今の現状がどうであるかを見ると、この脱却に基づいた流通革命がきちんと起きていればなぁと思う。
これもまた4〜5年前だと思うが、Gnutellaを月間アスキーの記事で初めて見たときに、「魔神は解き放たれた」と書いてあった。今ならその魔神の正体が何であったかよくわかる。それはWinMXやWinnyを使ったファイル交換の仕組みそのものではなく、その手軽さを多くの人が経験し、コンテンツへの支払いに対する感覚が変わってしまったことだと思う。
この「感覚の変化」は今さらどうやっても無かったことにはならない。
Winnyがなくなっても、この感覚がエンジンとなって、より強力な匿名性を備えたツールが登場してくるのは間違いない。それを望む人が余りにも多くなってしまったからだ。
もし、WinMXがまだ流行る前、いや少なくともまだアングラに留まっていた頃に、店に行くよりよほど手軽で安く、ネット上でアクセス権を買える仕組みが生まれていたとしたら、おそらく「コンテンツを有料で消費するのは当たり前、今までと比べてこんなに安いのに、リスクをとって違法に利用するのはバカげている」という感覚が育っていたと思う。
この手の試みが今までなかったわけではないが、不当に高い、コンテンツそのものを売っていて、アクセス権そのものは買えない(データをDLしたHDがクラッシュしたらまた料金を払う必要があるなど)など、不備があったと思う。特に後者の理由は売るほうも買うほうもモノを売る、買うという発想が根底にあると思う。
さて、これからどうなるか。
ツールの作者や利用者を数人逮捕したところで、ファイル共有はなくならない。個人的には、かつてNetDupeEXでネットストレージを全滅させたことがある日本人の、どこかこういうことに異常な情熱を燃やす力を甘く見てはいけないと思っている。大げさに言えば文化の衰退の事態を招くとさえ思う。
この事態を打開するには、遅きに逸したとはいえ、コンテンツ提供側は課金システムを備えたファイル共有(交換)システムを開発し、劇的に安価な値段でコンテンツを売るべきだと思う。
理由は2つ。
中央サーバで大量のコンテンツを管理するのは無理だし、現在の使われ方はともかく優れた負荷分散システムなのだから、大いに活用すべきだというのがひとつ。
より重要な理由は、上でも書いた「感覚」だ。Winnyと同程度かそれ以上の手軽さでなければ消費者が受け入れないだろう。例えば大量のmp3を所有している人間が、自分のHDやDVDから聴きたい曲を探してくるのが面倒で、Winnyで落とすという使い方がなされている。そのほうが早いそうだ。
つまり、少なくとも焼きだしたDVD-Rをドライブにセットするよりも、Windowsの検索を使ってHDを洗うよりも手軽なアクセスを実現しなければ、使ってもらえない=Winny後継のなんらかのソフトによる侵害は続くということだ。このあたりが「遅きに逸した」ペナルティであり、非常に困難なことだろうと思う。
とりあえず自ら将来のテロリストを増殖させているアメリカのような愚かな自殺路線をこのまま続けるのは止めて欲しいと思う。
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■ [04/06/03-05:13]
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