十賢者シリーズ
06/09/18
MIXIで企画した十賢者シリーズ、「究極のN◎VAを知りたい」、シナリオ原文です。
賢者たちの渾身のシーンプロットを、とくとご覧あれ!
■ハンドアウト(ZOHN担当)
穢れた街に舞い降りた、彼女は一枚羽根のエンジェル。
天使になるには不完全すぎて、
でも、人間になるには無垢すぎて、
空も飛べない、
人にもなれない、
不具の彼女はできそこないの天使。
それでもいつか、天に還れる日を夢見て、
翼を畳んで忘れられた歌を歌う、
哀れな彼女は瀕死の天使。
トーキョーN◎VA DETONATION
“一枚羽根の天使”
〜飛べない天使が、今宵、貴方の元に舞い降りる〜
■シーン1(賢者みつる)
ウェットシティにある、高級ホテルの一室。君はベッドに腰掛け、DAKから流れるニュース、
そしてそこに時折混じるシャワーの音を、なんとなしに聞いていた。
こんな風に会う様になったのはいつからだろう。
DAKのモニタは、この所、N◎VAを騒がせている『異常現象』について告げている。
関わり合いのない事だと思っていた。その時までは。
「物騒な話だな」
背後の扉が開き、前髪から水を滴らせたその男は、モニタには目もくれず、真っ直ぐに君の元へ進む。その男---
ゴーグルを外し、褌一つの姿となった千早雅之は、君の顎に手を掛けると、こう言った。
「頼まれて欲しい事がある」
■シーン2(賢者たんたん)
『カブキ』:ミカルを匿う事になる
PC2:推奨スタイル/カブキ シナリオコネ:ミカル
最近、何をやっても上手く行かない。
イカす歌詞は浮かばず、楽器を弾いても全くしっくりこない。
スランプと言う奴だった。
気でも紛らわそうと外をうろついている時、ボロを纏った少女と、その少女を追いかける黒服がキミを追い抜いて行った。
よく判らないが、キミの中にゾクリとするものが駆け巡った。
あの少女と関わる事で何かが起きる。
そんな確信めいた直感に従い少女を助ける事にした。
オープニング
●カブキ:凪と追い風
登場:他のキャストは不可
◆解説
『カブキ』がミカルを助けるシーン。
黒服がミカルを追いかけているが、彼らはエキストラの為『カブキ』の宣言で倒される。
◆描写
ここ最近、とにかく最悪だった。
いつもなら曲すら浮かんで来るイカす歌詞はこれっぽちも浮かばず、フレーズを口ずさむだけで痺れそうになるような曲も出てこない。
酒もドラッグを使っても全てがピンと来ない、キミのリズムが一切止まった−凪−のような状態だ。
気でも紛れればと裏路地を歩くキミの横をボロを着た人間とそれを追いかける数人の黒服が通り過ぎた。
その追いかけっこをする奴らは側にある角を曲がり、キミの記憶が正しければ、そこは行き止まりのはずだ。
その路地から声が聞こえる。
(通信機に対して)「博士、実験体を発見。捕獲しました」
「そんな格好で随分と逃げ回ってくれたが…まあ良い、帰るぞ」
捕獲されたボロが取れると、中からは片翼のヒルコと思われる少女が現れる。
少女は気を失っており、両腕をそれぞれ黒服に掴まれ、乱暴に引き摺られる。
◆解説2
キミが黒服達を倒し少女を懐抱している。
少女は一瞬意識を取り戻すが、すぐに気絶する。
適宜会話し、気絶した所で結末へ。
◆描写2
黒服達はそれなりに出来る奴らだったが、キミは黒服達を倒す事ができた。
少女を懐抱していると意識を取り戻す。
少女はキミの顔を弱々しく見ると、かすれる声で懇願してきた。
◆セリフ
「…助けてくださって…ありがとうございます」
「ご迷惑をおかけしたあなたに…頼む事をお許し下さい」
「私の半身を、ジブルを探してください…」
「私には、ここに知っている人は…誰もいません……助けてくださった、あなたしか……ごめんなさい、でもあなたしか…いないのです…」
◆結末
少女はキミに話しかけると気を失う。
少女の首にはBIOSのロゴが入ったタグが付けられている。
そこには《実験体No.12 ミカル》と表記されている。
キミは何ともいえない高揚感を感じた。
止まっていたリズムが動き出すような、先程までの凪が終わり、次の風が吹き出す何かを感じた。
このミカルという少女が運命の風を追い風にしてくれる、そういう予感だ。
『カブキ』が少女の願いを叶える事を決意した所で、シーン終了。
■シーン3(賢者海梨)
出かけるPC1にヒロインがくっついていき、周囲に冷やかされる(笑)
その様子を監視する謎の人物が。
■シーン4(賢者フクモリ)
ヒロインの組織をリサーチしたキャストに《制裁》が飛び、未成年者略取の濡れ衣が着せられる 。
■シーン5(賢者AZ3EL)
再度オープニング(シーン1,2?)を再現し、時間がOP地点へと戻っている事を開示する。
PCが違和感に気づいたら閉鎖した時間からの脱出と言う新しい目的を与えシーンを終了させる事。
「一枚羽根の天使は、時間を司っている。 閉鎖した時間からの脱出には、散らばった羽根を集めなければならないのだ!」
■シーン6(賢者M&M)
「とりあえず休憩する」
■シーン7(賢者SONE)
夕刻の工業地帯、その一角にある築二十年木造の安アパート。
窓から差し込む強烈な西日が、四畳半の室内を赤く染め上げている。
ボスはキャストたちと卓袱台を囲み、渋い面持ちで番茶をすする。
ボスは湯のみを置いて一息つくと、感慨深げに口を開いた。
「あなたがたに集めて頂いた羽根は、私の失われた片翼のかけら。
それが揃った今、こんな貧乏暮らしとはおさらばです。ありがとう、さようなら」
ボスが正体を現した。背に二枚の羽根を持つ天使。そのままガラッと窓を開け、夕陽の彼方へ飛び去ろうとしている。
誰かが叫んだ――ちょっと待て、報酬がまだ未払いだ!
この調子の良い野郎を引き摺り下ろし、金目のものをありったけ吐き出させたらエンディングに進むこと。
ただし、このボスはホントに無一文なので、見世物小屋に売り払うぐらいが関の山だろう。
■シーン8(賢者転々)
「テロとか「私を殺してください」とかはいい。眼鏡をかけなさい」
そう言って彼はアタッシュケースを開いた。
交渉・サブリミナル・集団催眠・脱がせの鬼。
拒否した者にはゴスペルをあげよう。
そんなカット進行。
■シーン9(賢者はたはた)
シーンは、クライマックスの翌日。場所は、レッドエリアの廃教会。
登場は、PC1とPC1のシナリオコネであるゲストの二人。
薄暗い廃教会。
割れた天井とステンドグラスから差し込む光が、ゲストの姿を映し出す。
PC1「・・・やっぱりここだったんだ」
ゲスト「来ないで・・・」
PC1「不思議だね。君とであったのがもう何年も前のことみたいだ。実際は、ほんのちょと前なのに」
ゲスト「来ないで」
PC1「・・・・・・」
ゲスト「来ないでよっ!」
PC1「天使の羽は、一枚だけじゃないよ」
ゲスト「・・・・・・え?」
PC1「確かに君は、一枚羽根の天使」
ゲスト「そう、出来そこないの!」
PC1「大切な者が欠けた、半端者なのかもしれない」
ゲスト「そう、だからもう来ないで!」
PC1「けど・・・」
ゲスト「・・・・・・けど?」
PC1「だったら、僕が君のもう一つの羽根になるよ」
ゲスト「・・・!!」
静かにゲストを抱きしめるPC1。
教会の外の鳩が一斉に飛び立ち、その羽根が二人に降り注ぎ・・・シーンEND
■シーン10(賢者ぱんだ)
事件も終わった。
N◎VAの雑踏。ストリートの端を歩いていると、そこに泣き声が聞こえてくる。
近づくと少女がうつむいて肩を震わせ座っている。何か既視感を覚える。
声をかけると少女は顔を上げて涙を光らせながらこの世のものとは思えない微笑みでPC2に笑いかけ、
汚れた片方の羽と血にまみれた手が視界に広がる。
「やハりコタエワノーだったのダ。死ネ、汚らワシき人間」
腕をPC2の胸に突き刺してくる。《死の舞踏》
PCが(シーン外でも可)防御系神業を使わない限り、PC1は死ぬ。
生き残る→少女は『God Bless You』つぶやくとその微笑のまま崩れ去って死ぬ。PC2のリアクション。流れで幕。
死ぬ→そのままがりごりがりと喰われた。PC2、セリフを言う事ができる。
「貴方をとこシエニ讃えマす、我ガ主ヨ。仰せの通りニN◎VAおよビ世界ヲ御許ヘ」
そう恍惚とした少女の声がクリカエシ聞こえたが、すでにその後はPC2には関係ないことである。
トーキョーN◎VA DETONATION
“一枚羽根の天使”
アクト終了
('A`)
Posted by ZOHN at 22:56